ワットから METs への換算は SCIFIT におまかせ
アメリカスポーツ医学会 (ACSM) はさまざまなアクティビティをワットから METs に換算する式を開発しました。 専門家の間では、この式を基に作成した表が換算に用いられています。
一般的なエクササイズ・マシンでは力の指標がワットで表示されるため、専門家がワッツを METs に換算する必要があります。 ところが、表を眺めて換算するのは必ずしも楽ではありません。
SCIFIT ではエクササイズの専門家の負担を軽減するため、この換算作業を自動で実行し、METs の値を製品の画面に表示します。
METs とワットを使った SCIFIT の一定負荷プログラム
コンスタント・ワーク (METs) は、SCIFIT が提供しているプログラムの 1 つです。このプログラムでは、METs を一定に保つことができます。 METs の値を選択すると、その METs に達成するための負荷が自動で算出されます。 ワットと METs には直接的な相関関係があるため、ワットの測定値もプログラムを通して一定に保たれます。
コンスタント・ワーク (ワット) も、SCIFIT が提供しているプログラムの 1 つです。このプログラムでは、ワットを一定に保つことができます。 ワット値を選択すると、そのワットに達成するための負荷が自動で算出されます。 ワットと METs には直接的な相関関係があるため、METs の測定値もプログラムを通して一定に保たれます。
コンスタント・ワークの特長
- 指定どおりのエクササイズ
臨床医やエクササイズの専門家はこれらのプログラムを使ってエクササイズのレベルを指定することができます。 コンスタント・ワークロードでは、クライアントが規定以上の負荷でワークアウトを行うことがないので、臨床医やトレーナーも安心です。
- 持久力向上
コンスタント・ワークロードは持久力の向上に役立ちます。
- あらかじめ設定された限界値
コンスタント・ワークロードでは、安全対策としてあらかじめ限界値が設定されているエクササイズ・プログラムをご提供します。 エネルギー消費量の目標値を定めているユーザーには特に便利です。
- 正直にエクササイズ
コンスタント・ワークの使用にごまかしはききません。 速度が落ちると負荷が増加します。 速度が上がると負荷が軽減されるので、運動負荷が一定に保たれます。
コンスタント・ワーク (METs/ワット) 機能が付いた SCIFIT 製品
トレッドミルを除く SCIFIT 製品にはすべて、コンスタント・ワーク (METs) とコンスタント・ワークロード (ワット) プログラム機能が備わっています。
ワット
ワット = “パワー” (仕事率) の出力 (仕事率 = 仕事量÷時間)。
エクササイズ・マシンがある負荷レベルに設定されると、そのレベルでエクササイズを実施するには、一定の仕事率 (ワット) が必要になります。
METs
METs は VO2 (酸素消費量) を簡潔に表したものであり、ある身体活動を行うのに必要なエネルギー量を示します。 したがって、METs レベルが高いほど、多くの運動が行われていることになります。
身体活動を強度で分類するときは、METs が参考値として使われます。 身体活動が増えると、筋肉収縮のためのエネルギーを供給する際に必要な酸素の量が増加します。
1 METs は安静時 (座位) のエネルギー消費率です。 たとえば 10 METs では安静時に比べて 10 倍激しく運動していることになります。
METs を使用する局面
- エクササイズの専門家が特に心臓病リハビリや呼吸リハビリの分野でエクササイズのレベルを指定する場合には、METs を使用します。
- 具体的なエネルギー消費量の目標があり、種類や強度を変えて運動したい場合にも、Mets を使用します。
- さらに、専門家であるか一般ユーザーであるかを問わず、心血管系のエクササイズ・プログラムの進度を確認したい場合にも、Mets を使用します。
- METs はさまざまな身体活動の絶対的な強度を表す、便利で標準化された単位です。
METs 換算表
SCIFIT 製品では METs が表示されますが、METs を表で確認したい場合もあるでしょう。 こちらをクリックして SCIFIT の METs 表をダウンロードしてください。 当社の METs 計算は ACSM の数式に基づいています。 SCIFIT 製品では、METs の計算に以下の数式を使用しています。
リソース:
ACSM Guidelines for Exercise Testing and Prescription (エクササイズのテストと処方に関する ACSM ガイドライン)、著者: Linda S. Pescatello、Ross Arena、Deborah Riebe、Paul D. Thompson。第 9 版。出版: Wolters Kluwer
Making Sense of METs (METs を理解する) – Tony Musto (Ph.D.)、Kimberly S. Perez (M.S.)。ACSM’s Certified News 2011 年 1 ~ 3 月号
Physical Activity Guidelines Advisory Committee Report (身体活動ガイドライン諮問委員会報告書)、米国保健福祉省